寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

陳さん

この日も暑い一日だった。 最近、お昼の時間には、 運動不足解消を考えて歩くことにしている。 オフィスの近くだから市中心部なのだが、 いろいろな驚きに出会う。 今日は出会ったのは1匹のわんこ。 陳さん(名前を勝手につけた)は迷子のようだ。 こんな街中でお会いするのは稀である。 痩せているし寂しそうだったから、 とても心配になった。 「おい、陳さん。どうした?大丈夫か?」 ・・・と日本語で声をかけた。 陳さんは首を傾げて、 ボクのことをジッと見ていた。 どこかでペットとして飼われていたのだろう。 ちょっと汚れているけれど、 ハーネスがちゃんと着いている。 陳さんと5分ほど世間話をしたのだが、 日本語が通じなかったのか、 彼はプイと歩いて去って行ってしまった。 ご主人様は何処に居るんだろう。 陳さん、再会できることを祈っているよ。 寅パパ 【車に気をつけるんだよ。】