世間を騒がしている耐震強度偽造問題。
大きな波紋が方々に拡大している。
寅パパが思うに、問題の根幹は、
あのアホな建築士の人間としての基本的モラルと、
行政のチェック機能の呆れたずさんさにそのほとんどかあると思う。
だが、残念なことに購入者側にも勉強不足の感が否めないのではないか。
業界は狭い。必ず黒い噂や不穏な動きは流れるものだ。
設計士事務所、施工主、販売主、販売代理、監理会社、
管理会社など、購入前に確認すべき最低限の情報は、
チラシにも小さな文字で書いてある。
薬の説明書と一緒である。
果たして、購入された方々はその内容を一つ一つ確認したのだろうか?
各会社の関係や動向を追っただろうか。
さらに言えば、相場(坪単価)を考えたのだろうか。
大変申し訳ないが、
ベランダに布団を干す程度の次元だったのかもしれない。
明らかに安っぽい。
辛口のコメントだが、
『景観とイメージが損なわれますので、
入居後はベランダで布団を干さないでください』。
そう言われてビックリしたのは寅パパ。
信じられないでしょ?
『ローンを払えなくなったら賃貸に出します。
あなたには六畳一間を世話します。賃貸料の差額はあなたに入ります。』
・・・とも言われたっけ。
売買は情報戦である。
不動産はある意味立派な投機の対象。
購入時に、『終の住みかですか?』
『何年後に売却をお考えですか?』などと、誰が尋ねただろうか。
だれが勝手に分別したんだろうか。
『あなたは投機目的ですか?』と誰が尋ねただろうか。
寅パパは性格的に気になったから、事前にすべて調べて購入した。
なぜなら、自分を守るにはそれしか方法が無かったからである。
今回の購入者の判断基準を聞きたいものである。
寅パパ