寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

座るということ

ブログ繋がりの山口屋散人様のご期待に応えて、 今日は中国・上海から街角レポートね。 皆さんご存知だろうか。 中国の人はとにかく何処にでも「座る」のである。 別に悪いことだとは、ボクも思っていない。 ただただ不思議なのである。 ちょっとしたスペースがあれば座るし、 座面が適度な高さなら尚更座る。 一人座ればすぐに増える。 群集心理とは恐ろしい。 当然だが、 日本で言われる「ヤンキー座り」(死語?)も得意中の得意。 階段も絶好のポイント。 歩道の段差も想定の範囲内。 とにかく座るのである。 【植え込みの縁に座る人々】 20年前に初めて北京に住んだ時も、 「座る」彼らを見て同様の実感を覚えたものだ。 「中国人はどうして何処にでも座るのだろう?」と。 別にベンチが無いわけではない。 ただそこに適当な場所があり、自分が休みたいから。 座っちゃダメと書いていないから。 時間に余裕があるから・・・などなど、 理由は至極単純なのだ。 此処は上海だから問題無い。普通の光景である。 一番注意しなければならないのは、 日本で彼らをアテンドする時である。 実は基本中の基本なのである。 ただでさへ、 こちらが何から何まで手配するのだから、 彼らにとっては格好の(待望の??) 「ひと休みタイム」が生まれてしまう。 ちょっと目を離すとどこにでも座ってしまうこの習慣を、 常に頭の片隅に留めておかねばならない。 皇居、銀座中央通、TDLやお台場など、 特にヒヤヒヤものである。 昨今のアテンドはこのような大切なことを忘れてないかい? そのように、ボクは問いたい。 寅パパ 【自分の話じゃないから不満な寅次郎】