プレゼント
長いことブログを更新せずにスミマセンでした。
毎日がチョー多忙pict:symbol5というのではなく、適当に忙しかっただけなのですが、如何せん蓄積された疲れが睡魔pict:zzz2を呼び、そして当然ながら早い時間に寝てしまうものだから、ブログに到っては自ずと更新できなかったのです。お許しを・・・。
さて、先日ご報告しましたように、寅パパは遂に40回目の誕生日を迎えてしまいました。ここまで来ますと、お祝いというよりも静かに時の流れ味わう方が心地よく感じるから不思議です。
誕生日の当日、寅ママから「誕生日のプレゼントは何が欲しい??」と質問があってビックリpict:symbol3。だって祝うほどの誕生日でもないし、普通に予期していなかったから、「うーん、何が欲しいんだろう???」と改めて自問自答して深く悩む始末。
でも、あっさり欲しい物が見つかりました。そして、寅ママにいただいたのがコチラです。
それは万年筆。カッコいいでしょ?pict:ok2
しか〜も、寅パパのイニシャルが彫り込まれている一品なのです。かなり嬉しいダス!
なんでそんなに嬉しいかって、だって寅パパにとって万年筆というアイテムには、いろいろな思い出があるからなのです。
【思い出〜その1】
19歳で北京に渡った寅パパ。FAXも携帯も無かった当時は、日本の父親とのコミュニケーションツールはAir Mailだけでした。しかも届くまで1週間かかります。だから、次の手紙を待たずに、1週間に2通程度投函して、お互いに上手にやり取りしたものです。その時には必ず万年筆を使っていました。その万年筆も父親に譲ってもらった学校の先生御用達のセー○ーの細字タイプ。これは通信簿のすべてを書くための使いやすい数百円のものでした。今も大切に保存してあります。
【思い出〜その2】
次の思い出は卒論。寅パパが北京大学を(大変優秀な成績で?)卒業する際に、卒論は自筆で書かなければなりませんでした。当然中国語です。だって、ワープロも無かったし・・・(泣)。その時に使ったのは、自分で買った安価な太字の万年筆。なぜ太字を選んだかというと、それはズバリ「教授陣に対する見栄えのアピール」でした。かなり迫力のある「字面」でしたね。しかも7月卒業でして、当時はエアコンも存在しない時代でしたから、暑い暑い学生寮の一室で一生懸命書きましたよ。
漢字だけで28000字。
さらに凄いのは、誤字脱字修正一切無しですからね・・・。その卒論のオリジナルはちゃんと装丁されて、今も将来もずーっと北京大学の図書館に保管されます。毛沢東も働いていた北京大学の図書館です。ちょっぴり凄いでしょ?
寅ママに貰った大切な万年筆。これから何を書こうかなぁ・・・。楽しみだなぁ。
ん?・・・20年前の信じられないような、笑い話のような北京での生活を書いて自費出版の本にしてみようかな。
一本の万年筆で夢が膨らむ。大切に大切に使おうっと。
寅ママありがとうね。
寅パパ