町役場には抗議のメールが相次いでいるという。
嘆かわしい限りだ。
今回の総選挙では民意により政権交代が実現したのだが、
ダム建設中止を巡って大きく目立つのは、
無理もないが「有権者の成熟度の低さ」である。
自民党政治に慣れきってしまった日本では、
有権者もメディアも成熟度がまだまだ低いのが現実だ。
政権が変わったからと言って、その民意を盾に、
少数意見を無視して良いということにはならない。
一方の現地も、従来の政権が推進してきたからと言って、
それを盾に頑なに建設継続を主張することも無理がある。
公約を推進することが当然の事なのは百も承知だけど、
これまで以上に丁寧な説明をし続けるしかない。
暴走列車の進行方向を変えるには、
それなりのベクトルが働く。
根気よく説明を続け、誰もが納得のいく合理性を説く。
この姿勢が肝要なのである。
今後4年間で、有権者もメディアも成熟すること、
このことこそが日本の成長に繋がると信じる。
寅パパ