寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

最悪の「間」

鳩山総理が沖縄を訪問した。

「何を今更?」

「腹案ってあれでしょ?」

恐らくはほとんどの方々がそう考えたに違いない。

でもそこには、官邸が選んだ「間」の悪さがある。

全くアホである。

本土では呑気なGWの大渋滞が発生し、

ノロノロ運転している中で、

遠く沖縄の問題を、

喫緊の重要問題として考えた者が何人いただろう。

沖縄県民の熱い思い(マグマ)が、

噴火寸前までに膨れ上がっただけである。

沖縄県民からすれば、

頭を下げたからといって納得できる問題ではない。

以前寅パパは、

このブログ上で民主党の「外交」「安保」に懸念を書いた。

民主党の面々に、

外交、国際政治、安全保障を

マクロ&ミクロで考えられる人間がいないのが不幸なのだ。

さらに官邸サイドの最悪の進め方が、

事を複雑化してしまう。

こうなると世論は、

「沖縄」を取るか「基地」を取るか、

・・・の極論に向かってしまう。

「極論に走る」ことを促すことは、

政権運営上、最もやってはいけないことである。

これも以前ブログに書いたが、

日本には「ヘリ空母」がある。

幾つか種類はあるものの、

大きいタイプには「ひゅうが」と「いせ」がある。

建造費は約2000億/隻とも言われる。

鳩山総理はすでに「先送り」を狙っているけれど、

抑止力のために「ひゅうが型空母を★隻作ります!」

そのくらいの方が理解し易いのではないですか?

中国の艦船やヘリが勝手な振る舞いをしているのなら、

ヘリ空母を提供する方が、

アメリカにとっては余程ありがたいのではないの?

もう少し知恵を絞って良いのではないですか?

寅パパ