寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

あれから2年

東日本大震災から2年が経過した。

メディアはこぞって現地報道。行政はあちこちで追悼式典。まったく調子が良い。

さて、メディアの報道。

津波の画像を流すのだが、これはかなりストレスフル。しかも、被災地は震災発生後停電となり、実際の光景は目の当たりにしていない。もう少し何らかの効果的配慮を考えるべきだと思う。

次に復興計画。

震災発生直後は住民もノーチョイスだから流れに任せて決まりやすいが、2年も経過すると、あれこれ考えが入り込み、住民の考えと行政の思惑が合致せず、遅々として進まない現実が浮き彫りになっている。

寅パパの私見だが、すべての住民を満足させる復興策は非常に困難だと言わざるを得ない。

完璧な安心安全を確保し、故郷を離れることもなく、産業も復興させ、雇用も生まれ、税収も伸びて、街が発展を続ける。

地方財政も危機に瀕し、尚且つ少子高齢化が進んだこの国に、そんなバラ色のプランは無い。

千年に一度の災害と理解するのなら、大局的見地で震災復興計画を考えるべきである。

酷な話かもしれないが、他にない街を作れるチャンスと捉えてほしい。

寅パパ