寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

株主総会

お疲れさまです。

今日は株主総会の集中日。企業によっては『昨日の雨の日の方が良かった』と言ってるかもしれませんね。

寅パパは、色々な他社の知人に感触を聞いてみました。すると、不思議な共通点が。

それは…

株主の『質』が落ちているということでした。

史上最低の金利水準の中、多少なりとも確保した一定の資金をチョロっと運用しようとした時、実際にはある程度利回りが見込める運用先は少なく、かといってIT環境も整ったので、市場が開いている時間にパカパカPCを打てるからやってみる?的なデイトレーダーも出てきてしまい、明らかに今までとは違う株主が出現してしまいました。しかも良い意味ではない形で。

配当だけを考えて静かにしていてくださるかと思いきや、仲間で持ち合ったりして、なぜか総会に。しかも質問内容が、目先の利益を追う項目に多いというのは共通。さらには『株主優待』などと、生半可な要求までいけしゃぁしゃぁと出す株主が多いらしい。

そして何よりも、企業の経営姿勢や対象としているマーケットに対する理解が乏しいことだ。故に、中長期的な視野に立った質問が非常に少なかったらしい。

企業とは、社員とその家族を養う責任がある。路頭に迷わせる訳にはいかない。しかも長期安定でなければならない。

確かに、株主の投資があるから企業は成り立ち、企業は株主に対して責任はあるだろうが、創業当時からの株主や長期保有株主ならば分かる。一時的な方々は対象外だ。

社員と家族を養う費用は固定費であるから、株主は一義的には『二の次』だ。

デイトレーダーだか、相続した株主なのか由来は分からないが、株主総会で質問するなら、もう少ししっかり学習して望んでほしい。

寅パパ