気の合う仲間
気の合う仲間たちが、送別会を開いてくれた。
みんな近い年代の人達である。
ひょんな事から、この地・上海で知り合った仲間だが、
とても暖かい家族のような人達だった。
お菓子作りが職人並みで、仕事は真面目一本のO氏。
クンタレモード全開になると手が付けられないS女史。
柔らかな雰囲気だが、とても頼りになるU氏。
これからかみさんと寅次郎がお世話になる優しいK女史。
そしてもう一人、上海に10年駐在しているM氏。
彼とは10数年前に既に出会っていた。
彼のご両親は中国残留孤児帰国者であった。
慣れない日本での暮らしにご苦労され、
学生時代の私が一時帰国した時には、
ちょくちょく顔を見に行って、
中国語で悩みを聞いたり将来の夢を話したりしていた。
御宅にお邪魔した際に、
毎回包んでいただいた餃子の味は忘れられない。
亡き我が父も、彼の母上の水餃子を食べているのだ。
当時、彼はまだ小さな子供だったが、
私の母校(福○東)を卒業し、今は立派な社会人。
不思議な巡り合わせである。
感無量の一晩であった。
さぁ、明日はいよいよお引っ越し。
ヤマ○運輸さんにお願いする。らくらくパックである。
うっしっし。
寅パパ