最近寒さが厳しくなってきて、我が下町にも風物詩がやって来るようになった。
焼き芋売り?
・・・・・None None。
それは・・・灯油の移動販売車。
でもね、なぜか流れるmusicは「月の沙漠」。
「つ〜きのぉ〜、さば〜くを〜♪」ってな感じで遠くから近付いてくる。
でもこの曲、とても寂しい。
しかも近所のワンちゃんが遠吠えする始末。
灯油を18ℓなんてチョー重いから、なかなか買いに行けないお年寄りは特に期待して待っている。なかには「あれ?まぁ?」という間に通り過ぎて行ってしまった家庭も時々ある。
すると、移動販売車が加速して通り過ぎていく。しかも「月の砂漠」をかけっ放しで・・・。恐らくは、「やっちまった!」と慌てたご家庭が電話して呼び戻したに違いないのだ。
想像して欲しい。あの「月の沙漠」がドップラー効果で耳に残る状況を・・・。仕方のないことだから別に良いけれど、下町は、それはそれは、恐ろしい雰囲気に一変しちゃうのです。
波(音波や光波や電波など)の発生源(音源・光源など)と観測者との相対的な速度によって、波の周波数が異なって観測される現象をドップラー現象という。最近では、その応用による観測記録「雨雲の動き」などで大変お世話になっている。
でもなぁ・・・「月の沙漠」のドップラーバージョンは要らないなぁ。
ちなみに、我が家の寅次郎はうたた寝してましたけど・・・。
寅パパ