今日初めてTBSの「金スマ」という番組を観た。なぜなら、昨年末に他界された飯島愛さんへの哀悼の番組だったからだ。
正直、ボクは特段のファンではなかった。でも、その人となりが発する雰囲気には、一切negativeな感情は無かった。
新聞のラテ欄でも、眼を惹く表現で告知されていた。そして番組を拝見して、人間としてとても考えさせられる場面があまりにも多過ぎて、率直な感想として、それはまるでドキュメンタリーであったと思う。
とてもご苦労されたのだろう。
なにかボタンの掛け違いがあったのかもしれない。
優しいが故に、誰にも相談できなかったのだろう。
一本真っ直ぐなスジが通った方だったのだろう。
番組では、芸能界という特殊な世界から解き放たれるその瞬間を鮮明に映し出していた。一般人に戻るその時までのカウントダウンと共に、その人は隠すことのない現実を冷静に自己認識していた。
亡くなった本人は本当に無念だったのかもしれない。
もしかしたらホッとしたのかもしれない。幸せだったのかもしれない。
でもそんなことは誰にも解らない。
一人の人間の立派な人生。
どんな書物よりもとても考えさせられた。
寅パパ