寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

新中国

新中国は無事に(?)国慶節を迎えたようだ。

今日は一日中、各種メディアの報道をチェックしていた。

その内容は予想通りに社会主義国家の域を抜け出せず、

寅パパ的には「はい、はい」って感じ。

国家主席が閲兵で乗車した車。「紅旗」

絶対売れっこないあのデザイン。量産タイプじゃないのよ。

しかもナンバーが「京V−02009」。

「漢V−02009」にできないあたりが辛いわね。

その上、一人だけ人民服(中山服)。実に興醒め。

過去の呪縛から解き放たれていない国の姿は、

諸外国にビミョーな意識を植え付けたに違いない。

シツコイくらいに民族大団結を強力に誇示し、

女・子供まで強制的に動員したパレード。

その多くが「国産」だと自負して並べた最新兵器。

改革開放の結果、今の中国の発展があると豪語するが、

少し冷静に考えて欲しい。

「北京ジープ」と適当に持て囃された合弁は、

クライスラーをどれだけ苦しめたか。

前出の「紅旗」で、Audiはどれだけ時間と金を浪費したか。

広州のプジョーも無駄金を流しましたねぇ。

いすゞも泣いてました。

さらにトヨタを長年排除してきた裏では、

甘い誘惑の言葉を流し、

その他の企業からイイとこ取りの合弁を続け、

勝手にコピーまで作れるような産業に育てたのは誰?

BYDの彼(王さん)が富豪だと言うから皮肉ですね。

一番上手く立ち回ったのは松下(Panasonic)でしょ。

建国60周年までなんとか引っ張って、

あの重荷の北京ブラウン管工場株を合弁相手に売却し、

中央政府のメンツを立てながら撤退した格好だ。

BMWも上手いね。

現地生産には「523」という不思議なモデルも。

Audiも学費を生かしていますね。

A4には、日本でも見ないLモデルもあります。

なんだかんだ書いても、

何よりも一番怖いのは「国民の勘違い」ね。

中国の国民はすべてを知りません。

どうして現在の新中国がこれまでに発展したのか、

その詳細・経緯を知っている者は少ない。

だから容易に勘違いする。

冷静に判断できないからバブルを生む大きな要因にもなり、

万博以後のリスクになっていることも気付いていない。

開いた口が・・・。

昨今では、レアアースで覇権を握ろうとする中国。

その分野でも日本のJICAは早々と技術協力しています。

確実にODA予算が突っ込まれてます。

その事実を中国人はほとんど知りません。

(たぶん日本人も知らない・・・)

どうせならレアアース出土地区ごとに分裂してもらった方が、

中国の国民にとっても、世界にとってもはHappyかもね。

万博以降が楽しみ。

「民族自立、国家解体、世界規模の軍事リスク回避」

これは寅パパの勝手なヨミである。

以前から言っているが、

この国には「生かさぬよう殺さぬよう」なのである。

寅パパ