今の中国では「鉄」に群がる人達がいる。
建設ラッシュ、自動車産業など、鉄の需要に便乗しようとしている。
ところがこの国。
全くコントロールができていない。
鉄鉱石の輸入は無計画に拡大し、工場は乱立。
その癖技術者は不足し、設備も陳腐。
だからロクなものが製造されない。
1958年。
この国には「大躍進」という政策が掲げられ、
愚かな農工業大増産が計画された。
その時にも「大製鉄・製鋼運動」が実施され、
最悪の結果を生んだ歴史がある。
全国各地に「土法炉」という溶鉱炉を作り、
そこで鉄を増産する計画だったが原料が少なく、
その結果農耕具や食器を溶かして鉄を作り出そうとした。
故に、農業力が低下して、生活基盤が崩れた。
現代の中国人。
過去の教訓を全く理解していない。
情けないなぁ。
因みに大躍進時代。
「スズメ駆除」もありました。
それは、多くの国民がスズメを音で脅かし、
疲れさせて落ちてきたスズメを捕まえるものです。
少しは「モッタイナイ」という意識を持て!
・・・そう言いたいです。
寅パパ