今朝も寅パパは早起きしている。
・・・というのも、東京でも度々起こる余震の揺れや、
僅かな物音で寅ちゃんが落ち着かなくなり、
その度に起きてしまうのだ。
今は7:14。
今も揺れた。震度1くらいなのかもしれないけど。
福島の実家や親類縁者とはほとんど連絡が取れたものの、
唯一、名取に住んでいる従姉妹とは今なお連絡が取れない。
こちらは非常に心配である。
さて、夜が明けると被災地の具体的な様子がTVに映し出される。
なんとも信じ難い光景が広がっている。
自然の強大な力の前には、人間は成す術もない。
ヘリコプターによる被災者の救出は、
現状で最も有効な救助手段なのかもしれない。
晴れていて、風も穏やかなのは、
不幸中の幸いだと感じずにはいられない。
また、米軍が空母やヘリ搭載揚陸艦、強襲揚陸艦などを派遣している。
空母を保有しない日本にとっては、
被災地に近い洋上に基地を構えることができるわけで、
これは相当効果を発揮すると思われる。
実家は生活が困難なほど家の中は滅茶苦茶らしい。
ガスはプロパンだから通っているが、
電気と水道はどうなることやら・・・。
買物だって大変だろう。
早いうちに脱出して来いと昨日伝えてはいるが、
家の整理もほどほどにして、
福島空港から羽田に飛んで避難してくるよう、
今日の電話でも伝えたい。
それにしても都内のスーパー。
水やパン、カップ麺などを買い込む「場当たり対策者」が多く、
棚にはほとんど物が無く、
まるでソ連時代のスーパーのようになっている。
群集心理とは恐ろしい。
寅パパは発展前の北京で、
空腹なのにろくに食べられない生活を数年経験しているし、
天安門事件の際にも、
精神的肉体的に追い詰められる程のつらい生活経験をしている。
だから家の中にあるもので、慎ましく生活する術を有している。
今こそ、被災していない国民が最低限の生活をすること、
そのことが被災者への間接的な支援になることを、
国民全員が真剣に考えるべきである。
寅パパ