寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

自動販売機

今朝も地震で起きた。

まぁ予定の10分前だったから良しとしよう。

さて、いつの間にか都知事選が終わっていた。

選挙カーを見ない選挙戦は初めてかもしれないなぁ。

当選した石原都知事が節電の為にパチンコと自販機を挙げていた。

その自販機。

寅パパ的には大賛成である。

駐車場や賃貸住宅に不自然に設置されている自販機が多い。

これは「節税」目的に設置されている自販機だ。

特に新設・新築のところに多い。

それはなぜか?

「消費税の還付目的」だからである。

居住を目的とする家賃収入は、

消費税法上で「非課税の売上」になる。

でも、次のような条件のアパート・マンション新築費用にかかる消費税だと

還付できる可能性があるのだ。

・ 駐車場や自動販売機等からの収入がある場合

・ 事業からの収入がある場合

・ 課税売上となる家賃収入がある場合(店舗・事務所等からの家賃)

例えば、

4階建ての賃貸住宅を4200万円で新築。

この場合の消費税は200万円になる。

全てのフロアを居住に供すると全額非課税売上として計上する。

そうなると課税売上が無いので、消費税分(200万円)は戻ってこない。

ならばどうするか?

課税売上を創出すれば良いのである。

その単純な方法が「自動販売機」。

自販機で4万2000円の売上が出たとする。

この場合2000円が消費税。

この2000円は仮受消費税となる。

納税額の算出は、

仮受消費税から仮払消費税を引いた額だから、

200万−0.2万=199.8万円

この「199.8万円」が還付されるのだ。

こんなことの為に大量の自販機が設置されているわけで、

自動販売機の利用を条例で制限して、

節電の一助とすることは理解できる方策だ。

特に首都圏では効果を出すと思う。

別に自動販売機が無くなったからと言って、

特に影響があるわけでもない。

今まで原発の恩恵に浴していた東京都民も、

そのくらい我慢すべきである。

寅パパは大賛成です。

寅パパ