寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

小狡いロシア〜2

お疲れさまです。寅パパです。

喉の腫れと痛みは大分落ち着き、発熱も平熱プラス0.5℃程度にランディングしました。けれども、自分の声は戻ってません(笑)

さてさて。

ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻について。

NATOを含む欧米諸国が、直接的な軍事介入を控えながら、ロシアの撤退を促すべく現状可能な経済制裁を発動し、さらに強力なスキームも検討している。

SWIFTからの排除もようやく合意のようだが、訳あってロシアとの決済が多い中国がどんな反応を示すか(笑)

当初、西側諸国の足並みが揃わなかったSWIFT。実際に発動されれば、余りにも副作用が強すぎるからなんだろうが、そうなれば、停戦交渉に引きずり出す切り札として使うのみか、発動したとしても、恐らく、時限的なものとなろう。

寅パパ的には、別の角度も期待したい。

過去、COCOMという主に共産圏諸国への貿易に狙いを絞った輸出統制を目的とする組織が存在し、一定の役割を担っていた。ラダやボルガ、紅旗や上海といったクルマが走っていた頃だ。

そのCOCOM。1994年、冷戦終結を機に解散して、輸出監視機能はワッセナー協約に引き継がれた。

ところが、この協約は目立った役割を果たすこともなく、今日に至っている。

寅パパ的には、改めてCOCOMを組織して欲しい。そして対象国にロシア、中国、北朝鮮ベラルーシを並べ、長期に亘り徹底的に締め付けるべきだ。

実質的に40〜50年前に戻ることになるが、軍事力による一方的な現状変更を常に目論む輩には、この程度でも足りないのだけど、何もしないよりはマシである。

寅パパ