寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

テレサ

お疲れさまです。寅パパです。

気温が高いといっても、湿度が控えめで助かりますね。

 

 

さてさて。

 

 

今夜のNHK

映像の世紀』はテレサ•テン。

 

寅パパのトラウマの一角を大きく占める天安門事件の画像も流れ、

中国大陸ではモニターが砂嵐(いつもの検閲)になっただろうな。

 

10元紙幣を握りしめ、テレサのカセットテープを買いに行く人々。

貧しい中にも、小さな幸せを感じながら力強く生き抜いていこうとする活気があった。

改革開放に舵を切った政府も手探りの政権運営だったから、

ある意味締め付けるような余計なバイアスが無かった良い時代だった。

 

琺瑯のお椀でぶっっかけご飯をかきこみ、

三輪車の荷台に山のように白菜やスイカを積んで走る人々。

お尻の部分に切り込みが入った伝統のズボンを穿かされる子供たち。

仕切りのないトイレで会話をしながら用を足す人たち。

純粋過ぎる人達ばかりだったからこそ、おかしな国に変貌したと言っても過言ではない。

改革開放で外資を入れ、程よく富を配分しながら国民を宥めすかして洗脳する。

そりゃ、誰しもが騙される。

 

 

 

 

国の将来を憂う多くの学生が声を上げた1989年。

ラストチャンスだったのよ。

 

寅パパ