寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

北京と上海で宮城県産の「ひとめぼれ」と新潟県産の「コシヒカリ」が発売になったという。なんでも現地の富裕層EE:DE70Fに売り込むことが主眼だそうな・・・。

結構な話である。

景気の良い話に水を差したくはないが、寅パパとしては以下の点をコメントしておきたい。

�@水

⇒お米を炊くためには、相応の水が必要になります。その水はどうやって供給されるのか気になりますね。つい最近もミネラルウオーターの偽装が発覚した国です。美味しく食べていただけるのかどうか不安ですし、食べていただけないのであれば、お米を作った農家の皆様方に申し訳ないです。本当に本腰を入れて売るなら、安心してお使いいただける炊飯用のお水の供給元と全面的に提携するくらいの姿勢が望ましいですね。マーケティング的には、お米にピッタリのおかずなんかを併せて推薦するのも妙手ですね。

�A日本料理屋

⇒現地には多くの日本料理屋が存在します。彼らがこのお米を仕入れるのでしょうか・・・。つまり店頭で小売で購入するのではなく、卸売りで購入できる体制が必要です。中国各地に駐在する在外邦人は増加の一途を辿っています。食の安全が脅かされている中国です。これを切っ掛け(注1:切欠ではない)に、安心して日本食を楽しめる環境が整備される一助にならんことを祈って止みません。これは、在外における「国民の利益」にかなうものとなるでしょう。

注1:山散人様がコメントでご指摘の部分です。「キッカケ」の意です。

�B商標

⇒最初から諦めなさい。「越光」「一目惚」。誰も望んではいません。そんな商標を気にするくらいなら、「水稲農林100号」とか「宮城吟撰米」「宮城之星」とか、そっちの方が直接的で良いと思いますね。

そのうちに宮崎県産のマンゴーも進出するのかなぁ。楽しみである。

寅パパ