寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

Official Statement

未曾有の大地震以降、首都圏ではお粗末な現場が続いている。

計画停電

寅パパが北京に留学していた時、

計画停電なんぞ普通のことでした。

それが先進国の首都圏で大問題を引き起こすとは・・・。

なぜなのか?

寅パパの一考察を書き記す。

大きな混乱の原因は「中途半端」。

これに尽きる。

政府も、電力事業者も、鉄道事業者も、企業もすべてである。

つまり「小出し」にやるから「混乱」するのだ。

政府⇒政令計画停電をハッキリ義務付けるべき。

   電力使用にも、明確な基準を出すべき。

東電⇒もっと政府と緊密に連携すべき。

企業⇒出勤も困難なのに出勤させるべきではない。

   中途半端に人員を出社させても、仕事にならない。

   その上帰宅難民を生みかねない。

   さらには下手に動かすことで、

   確認作業にどれだけの無駄な労力を使うか。

   今こそ輪番出勤制を早急に確立すべきだ。

   いわゆる「緊急避難ワークシェア」だ。

   リスクヘッジできていない企業が多いこと、

   寅パパも労働組合の人間として反省している。

鉄道⇒無理に動かす必要はない。

   出勤難民・帰宅難民を生まない保証がない限り、

   不用意に動かすべきではない。

総括⇒上記各分野の緊密な連携を、

   政府のイニシアチブで確立すべきである。

   国民総動員、国民相互努力、

   これらを短期間でも一気に整然とすることが、

   長い目で見れば、

   混乱を最小化することができる賢明な道である。

女性の特命大臣がちまちま動いたところで、

単なるパフォーマンスにしか過ぎず、

根本的な解決にはならない。

あれは至極目障り。不快極まりない。

内閣官房、東電、運輸省厚労省資源エネルギー庁、そして経済3団体。

今こそ彼らが一堂に会して、

方向性・ベクトルを合わせるべきである。

政令が難しいのであれば、

何らかの公式なstatementを出すべきである。

もう一つ。

菅総理が被災地を訪問したいと戯けたことを抜かしているが、

関係省庁の一体何人が各地に出向いているのか。

そこから正確な情報を吸い上げる努力をしろ!!

平和な国、日本。

お粗末なリスクヘッジが露呈した格好である。

未曾有の危機を乗り越えるためにはどうするのか?

前例に無い対応をするしかないのである。

早い対応が「出血」を最小限にするのだ。

寅パパ