寅パパは東京に住んでいる。
その前はとても苦しい北京に住んでいた。
今はストーブも使っていない。エアコンも切っている。
トイレも2回に1回流す。
その理由はなぜか?
すべては被災者の方々を考えて、
自分自身ができることからやろうと思うからである。
予てより「平和な国日本」への苦言を書いてきたが、
3月11日に大地震が襲って以降、その生活は一変し、
その思いを改めて実感した。
ここから先、敢えて苦言を呈することにする。
東京の人間はかなり甘い。
明らかに遠い世界のように考えている。
・・・というか、何気ない生活に麻痺している。
今、原子炉の恐ろしい話が出ているけれど、
これまで首都圏の電力をどこに頼っていたのか、
その事実さへ知らない人間が多い。
計画停電が実施される中、
各企業・各事業所は節電を実施している。
トイレの設備も電気を遮断し、
エレベータも稼働数を減らしている。
照明だって、暖房だって切っている。
そこにきて、うちのアホな派遣社員。
状況を全く理解していない。
派遣元の教育が全くなっていないということ。
パ○ナという会社だけどね。
やれ寒い、やれPCの画面が見難いと勝手なことを抜かす。
そのくせ家にいる飼い犬の心配でオロオロする。
うちの寅ちゃんは必死で頑張っているぞ。
寒いのなら着込めば良いではないか。
被災地で被災者はどれだけ寒い思いをしていると思うんだ?
見てくれはそれほど立派なわけでもないし、
今更カッコつける年代でもあるまい。
なのに重ね着をして我慢することも知らない。
首都圏の電車だって、
休日ダイヤで運転しても大きな問題にならないのに、
無理してまで平日ダイヤに戻す合理的理由は全くない。
今こそ、国民全体が「我慢」すべき時である。
ちょっとした電気の使用も控え、
水道やガソリンの消費も抑え、
ひたすら復興に力を注げるよう、
各自が意思をもって行動すべきである。
各々が我慢できることを着実に実行すること。
これが被災者全体への「間接支援」になるのだ。
「間接支援」
この言葉を考えて欲しい。
何気ない行動だけれど、
確実に被災者を助けることになる。
それはひとえに国の復興に繋がる。
寅パパ