寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

国技の意義

先週末に大相撲が始まった。

そして、アメリカではNFLの2011シーズンが開幕した。

寅パパの観点だが、

日米両国の国民性と国技の位置付けの違いを

まざまざと見せ付けられた。

奇しくも、9.11から10年を経た今年、

NFLは9.11に開幕を設定した。

特に我が愛するJETSの本拠地NYでは、

貿易センタービルのあの惨事もあったことから、

大きな国旗がフィールドを飾り、

多くの殉職者を出したNYFDに最大級の敬意を表すべく、

ブッシュ前大統領が姿を見せた。

勿論、Fireman Edoも居た。

国難を克服するための一助として、

政治色が無い前提のスポーツを通して

国民・国家の意識と方向性を修錬させることの意義は大きい。

一方我が国はどうか。

大相撲では外国人力士が頑張り、

国会じゃヤジを飛ばす状況。

柔道着だって青色を押しつけられて久しい。

なでしこジャパンがなぜに国民の人気を集めるのか。

単純明快である。

すべては『政治力の後退』が招いた結果だ。

スポーツ基本法もそうだ。

この国難をどう乗り切るか。

一つにまとまるのは、今をおいて他に無い。

政治家は、ヤジを飛ばす前に、仲間への拍手をする前に、

国難を乗り切るために真剣に考えるべきである。

寅パパ