寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

ろう引き紙

お疲れ様です。寅パパです。

今日あたりは台風が近付いてきて前兆がハッキリと伝わってきて、前回よりも確実に激しい風雨が襲来するんだろうなぁ・・・などと考えております。

さて。

最近、海洋プラスチック汚染がクローズアップされ、特にストローはニュースでも取り上げられ、環境にやさしい紙製を模索する動きが広まっています。

紙製と聞いた途端、寅パパの頭は「昔もあったじゃん」と北京時代を思い出していました。

寅パパが留学していた1980年代。中国はまだまだ発展途上でしたので、特に石油から作られるアイテムは極めて少なかったわけです。

もちろんコンビニなどありませんでしたから、学生食堂か「小賣部(シャオマイブー)」と呼ばれるお店でお菓子や食べ物を調達していました。当時はコカコーラもなく、辛うじて輸入されたサンキストが時々市場にポツポツ出回っていたような状況です。

そんな中でも、小さな白い壺に入ったヨーグルトや北京第一汽水というオレンジ色の味の薄い炭酸飲料を買うと、必ず付いてきたのがろう引き紙をクルクル丸めて両端を鋏でパチンと切ったストローでした。

当時はストローを「麦管(マイグァン)」」と呼び、今では「吸管(シーグァン)」と呼びます。昔は自然の材料に近いものだったのでそのまんま「麦」を使い、現代では石油製品として効率性を重視した「吸」を使うようになったのでしょうね。

このストロー、ちまちま飲んでいるとフニャフニャになってズブズブ沈みいく儚いアイテムで(笑)しかも太さは一種類しかなくて、ヨーグルトには不向きだったなぁ。

ストローに限らず、多少不便でも昔の生活に戻ってみることも必要なのでしょうね。

寅パパ