お疲れさまです。寅パパです。
さてさて。
日大アメフト部の選手による悪質タックル問題。
監督とコーチの不起訴が決まりましたけど、加害選手の示談ありきという不可思議な様相が見え隠れしていて、その上、『容疑なし』として書類送付で済ませた立川支部の判断は、到底理解不能なものと言わざるを得ません。
アメフトには『Roughing the passer』という重大な反則が規定されています。これは、明らかにパスを投げ終えたQBに対してヒットする反則行為で、ディフェンス側に15ヤードの罰退が与えられる大きなペナルティです。
問題のあのプレーは、指導者の指示が無ければ、あれ程の時間差でタックルしないことを物語っています。それは、経験者なら誰しもが理解しているはずです。
あのプレーは明らかにこのペナルティに該当します。
『潰してこい』
そりゃ、サッカーでもちょくちょく使いますけど、それはスライディングタックルでファウルすれすれのもの。
でも、今回の日大アメフトの場合、コーチが言った指示を忠実に実行したことが、結果として『時間がかかったのだけど、実行に移した』という流れですべてを物語っています。『Roughing the passer』とは、止まれる時間があるのに行為に踏み切ったことへのペナルティという側面もあるのです。
過去にたくさんの試合があった中で、同様の指示があったはずです。検察は全てを追ったのでしょうか。
『時間がかかってからのタックル』、これこそが、指示と実行が結び付いていることを明示しています。ケガの度合いは無関係です。
加害者だけが傷害容疑で書類送検されるのは可笑しな話です。
寅パパ