寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

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緊急地震速報

発熱して寝込んでおり、16日の記事に対して紹興様とヒゲとはさみ様から早々とコメントいただいておきながら、返事が出来ませんでした。スミマセン。

我が家のツールについて補足の説明をいたします。

このツールは、ケーブル局から無償で提供されている試験用のモニター機器です。気象庁が発する「緊急地震速報」を知らせてくれます。

理論はこんな感じです。

地震が発生するとP波(初期微動)及びS波(主要動)と呼ばれる波が地中を伝わって行きます。この波はP波の方がS波より早く、初めにP波が到達し、それから「主要動」と呼ばれる大きな揺れをもたらすS波が伝わります。それらを全国にある1000ヶ所以上の地震計を利用し、地震発生時には震源に最も近い地震計でP波を捉え、さらに推定マグニチュード、緯度や経度の情報、地盤増幅率を考慮して、震度と到達までの予測時間を知らせるという仕組みです。

因みに、16日には幾つか大きな余震がありましたので、その度に「ビー!ビー!」と警報音が鳴り、震度と到達時間を正確に知らせてくれました。一方、本震発生時には、震源に近い刈羽村柏崎市では残念ながら速報が間に合わなかったと聞きます。その理由は震源が浅く、陸地に近くて揺れの到達が早過ぎた為に速報が間に合わなかったそうです。

この速報システムは、震度1・2・3・4・5弱・5強・6弱・6強・7まであり、警報音も震度レベルによって違いますし、言葉の表現も「小さな揺れが・・」「物が倒れるくらいの揺れが・・」「命にかかわるほどの揺れが・・」と異なります。また、地震以外にも、大雨・洪水・大雪警報も発することが出来るそうです。

緊急地震速報は、ラジオやテレビで流れることになると思いますが、寝ている時は使用していません。従って別にこういう警報機器を普及させていく必要があるのではないかと思います。ETCよりも先じゃないでしょうか。

寅パパ