寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

薬害肝炎訴訟の和解交渉が、分立する三権の中で良い方向に向かっていることは実に喜ばしい。

しかしながら一言。

今日の原告団の希望には疑問符が付く。

その内容は『立法が叶った暁には原告側全員に面会して欲しい』というものだったが、この発言は些か不安が過る。

その理由は、被告・原告双方が救済対象となる被害者を完全に特定しきれていないこと。また第三者機関に委ねられてしまう判定である。

面会は立法だけではなく、あくまで法の運用を注視しつつ、適宜判断すべきだろう。

寅パパが思うに、薬害根絶に弛まぬ努力を怠らないことは至極当然のことなのだが、根絶可能というギャランティーが無い以上、やはり将来のリスクマネジメントという観点に鑑みて一定のパッケージで解決すべき問題なのだと考える。

原告側弁護団においては、尚のこと慎重に先々を考えて欲しいと願って止まない。

寅パパ