今から20年前。寅パパは北京大学本科の学生だった。世界中を震撼させた天安門事件は、20年前の今日未明に起こった。
今となっては、口に出しても知らない人が多いほどである。大学の正門前に戦車が待機していたのを思い出した。
世界中からバッシングを浴びたものの、アジア大会開催をきっかけに国際舞台に復帰。その後、中国は経済発展を優先させ、政治改革・行政改革はほとんど手を付けずに今日に至っている。つまり相変わらずの体制下で、以前とはおよそかけ離れた現実が営まれていることになるのだ。
海外のニュースが映る当地のテレビでは、天安門事件の報道になると、その部分だけ画面は映らない。音声も流れない。
そういう国なのである。
寅パパ