寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

六四

1989年に発生した天安門事件。今年で23年目を迎える。

今年は、中国政府指導部の交代を控えており、民主化を求める動きに、指導部がどう対応するか注目されている。

一部にはデモを容認するのでは?との見方があるが、寅パパ的には『あり得ない』と考える。

容認するなら、なにも今年でなくとも良く、今年から容認する合理的な理由が見当たらないからだ。

重慶市長(薄煕来氏)の疑獄・更迭により、右派左派問わず、指導部に対する不信感が高まっていることへの謂わば『ガス抜き』に利用するという見方をする一部専門家もいるが、寅パパ的にはそんなリスキーな対応策を採用する筈が無いと考える。

デモの大義名分は何にでも変わる。

重要なことは『きっかけ』を与えたら収拾がつかなくなるのだ。

天安門事件自体がそうだったことを、指導部は忘れていないだろう。

寅パパ