寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

天安門事件

早いもので、天安門事件から25年の時が流れた。

1989年当時、寅パパは北京大学本科に在籍していて、民主化を求める同級生に誘われ、頻繁に学生デモに参加したし、紙やインクを調達するサポートをしたりしていた。

天安門前広場へのデモでは、政治家の子供が多い人民大学前では『人大下来!〜人民大学生徒諸君、降りてこい!』などと誘い、民族学院等を経由して天安門前広場を目指したものだ。

あの悲劇から25年。

中国では何が変わったのか?

良くなったものは何もないんじゃないかな。

■経済は発展し、国民所得は向上

■人権は以前より軽んじられた

少数民族との軋轢は深まった

■環境は悪化

■食の安全も低下

日中関係は最悪

何度も書くが、対中国だけは『生かさぬよう殺さぬよう』が外交の基本だったわけだが、外資導入の名の下に大量の技術や設備の調達を許し、目先の利益に西側諸国の企業は踊り、挙げ句、後々には美味しいところだけを持って行かれつつあるのが昨今である。知財権など良い例であろう。

東シナ、南シナ、何でも良い。

勝手な振る舞いを続ける中国を相手にするなら、すべてを絡めて俎上に上げるべきである。つまり、辻褄の合わない状況を作り出す外交努力をすべきである。

点で攻めてはいけない。

線で囲むことが肝要である。

寅パパ