今日、参議院で稀にみる愚かな議会運営が進められた。
国民一人一人がそれぞれ違った考え方を持っているので、ここで安保関連法案の中身について記述しないことにする。
ただ、寅パパが言いたいことは、選挙という審判で選ばれた議会勢力、つまり『民意=票』を盾にする与党側と、その後の政策遂行のタイミングの『時間差』についてである。
前回の衆院選で、国民は安保関連法案の成立を望んでいたと言い切れるのだろうか?
違憲との考え方が多数を占める法案を、がむしゃらに成立させることを望んでいたのだろうか?
国政選挙と重要法案採決の間には、必ず一定のタイムラグが存在する。通常の法案であれば、国会論戦を経て採決すれば、多少の無理も致し方ないと考えるが、違憲合憲の瀬戸際に位置する法案については、強行手段を絶対に避けるべきである。
日本の政治は多くのサイレントマジョリティが政治の流れを左右する。
今回の参議院の行動が引き金となり、当該法案が、将来にわたり混乱の引き金になるのであれば、我が国にとっては『不幸の第一歩』となろう。
憲法81条「最高裁判所は、一切の 法律、命令、規則又は処分が憲法 に適合するかしないかを決定する 権限を有する終審裁判所である。 」
もう一度、考え直してほしい。
寅パパ