寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

違憲審査

とても良いお天気に恵まれたシルバーウィークですね。寅パパです。

さてさて

日本という国を激論の渦に巻き込んだ安保関連法制について、その合憲性を問う訴訟を提起する流れになっているみたいですね。

これは憲法第81条に基づいたものですが、皮肉なことに、ここにも解釈の違いが存在します。それは、条文だけを見れば審査可能だとも読みとれるわけですが、これまでの流れでは、実際に権利が侵害されなければ合憲性を問えないという捻れです。

でも、今回ばかりは状況が違うと感じます。

憲法の解釈を変えて突き進んだ安保関連法制。ならば解釈を変えて、『権利が侵害される恐れが十分想定される法律に対する審査』として、これまで以上に踏み込んで司法判断できるのか注目されます。

小手先で憲法解釈を変えるから、歯車が噛み合わなくなるのです。だからこそ、冷静になって国全体をリセットするためにも、今こそ司法が立法を牽制しなければならないのではないかと感じます。

寅パパ