寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

粛々と指揮権発動を

お疲れさまです、寅パパです🙂

気温の乱高下、どうにかならないでしょうかね(笑)

 

 

さてさて

 

 

長く再審を求めて闘い続ける袴田事件

 

死刑が確定した袴田巌さん(87)の再審請求の差し戻し審で、

東京高裁は、裁判のやり直し=再審開始を認める決定を出しました

死刑が確定した事件について、

過去において再審無罪判決が確定したのは4件のみ、

免田事件・財田川事件・松山事件・島田事件です

 

寅パパが書いておきたいのは、

検察警察の組織的問題が存在したのではないかという疑念が

どうしても払拭できず、

故に、粛々と法務大臣による指揮権発動をすべきということ

この一点です🙂

 

なぜなら、今回の東京高裁判断では、

「証拠捏造の可能性」にまで踏み込んでいるからです

 

上記4件のうち島田事件は同一県の事案で、1954年に発生

袴田事件1966年発生で12年しか違いません

島田事件の再審では21点の証拠が出され、

「自白の信用性」「被害者の傷」などについて証拠調べが行われ、

最終的に無罪判決が確定しています

 

つまりは、あの当時、

静岡県警に常軌を逸した捜査手法、

立件姿勢が蔓延っていた可能性が排除できず、

今回の東京高裁の判断を踏まえた上で、

それでも検察が特別抗告する合理的理由は一切見当たらないわけで、

何がなんでも特別抗告に突き進むのであれば、

最後は指揮権発動以外に道はないと考えます

 

もちろん法務大臣が指揮権を発動した結果として、

その「是非」が論じられることは必然となるでしょうけれど、

政治のステージに移ることで、

国民の手に委ねられることを成し遂げる方が意義深いと言えます

 

法務検察の懸命な判断を求めます🙂

 

寅パパ