お疲れさまです、寅パパです🙂
さてさて
安倍元総理銃撃から間もないのに、今度は現職総理を襲う暴挙が発生した
やはり警護体制について書かざるを得ない
安倍元総理の事案以降、要人警護は基本計画が警察庁によって示され、
それをベースに都道府県警が警護計画を立案、
警察庁との一往復のやり取りを経て、細かな修正や最終承認プロセスが成され、
実際の警護を遂行、最後は結果報告で事案終結となる
今回の事案は、恐らく全てのプロセスにおいて大きな落ち度は無く、
安倍元総理の銃撃事件以降、しっかり対応していたと警察庁は言うだろう
だが寅パパの分析では、現場は一つ一つにおいてザルだったと言える
それだけ書いておこう
🔸警護対象の視線の先を追ったら、もはやそれは「背後」ではない
安倍元総理の事案以降、
要人の背後を警戒する姿勢に成長の足跡は見えるが、
依然としてワイドオープンにしてしまっているのが残念
腰の拳銃ホルスターに手をかけたSPをみせても、
今回の現場じゃ、大きな抑止力にはならない
後ろが抜けているのことで、要人に「振り返る」という行動をさせたこと、
さらに警護対象が振り返った時、その先に注意が向いてしまっては意味がない
SPと県警の見事な本末転倒ぶりである
🔸防弾パネルの準備数量と使用方法
今事案でのSPの動きは一定程度適切だったと言えるが、
不審物を投げつけられた後の対応は改善すべき
防弾パネルを広げて盾にしつつ、総理を後方へ移動させたのは正解だが、
本来なら複数枚準備されていて、少なくとも1枚は不審物本体の上に被せ、
残りは警護対象者の警護に使用するのがセオリー(不審物が大きい場合は別だが)
まだまだ甘いね
🔸聴衆エリアの対応
今回は漁協関係者の勇気ある行動により、
不審者を特定し、早期に行動(再度のアタック)を制限することが可能となったが、
それが困難だったと仮定すれば、
現場(不審者近辺)の監視警護体制は検証されて然るべきである
特に、一発目を「投げる」という行為を見逃した点は大いに改善すべきである
ちなみに聴衆
興味本位で来た人、仕事で来た人、いろいろあろうが、
これらは警護対象ではない、一義的には監視対象である
あの「キャー、キャー」という女性の悲鳴を考えれば、
誰しも「何が起こっているの?」と言う混乱が目に浮かび、
被害者が出ても不思議ではない状況
応援演説に来る人間のレベルで、リスクも上下する
聴衆はそのくらいのことを考えるべきである
大変申し訳ないがここでは避難誘導の是非について優先順位下位となる
寅パパ