寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

赤字航空路線の廃止

久しぶりに早く帰宅できたので、ゆっくり投稿することにしようっと。

最近気になるのは、航空業界の地方路線の廃止縮小。大手二社だけでも、結構な勢いで路線が消えていくようだ。

すべての空港が無駄だったとは思わないが、多くの空港はその存在意義が不明確極まりない。そこに路線を引かなければならない航空各社も仕方の無いことだったと思えるが、空港さへ無ければ、こんなことは起きなかったといっても過言ではない。

無論、地方の要求があるという大義名分の下に、曖昧な政策遂行の下で地方空港が整備されているわけだが、今となってはそんなこと意味が無い。結局のところ、航空各社も株主を無視はできないのだから、採算性は大きなポイントとなる。

一方、なんとか路線を存続して欲しいと地方は陳情する。航空各社は厳しい経営判断を下すことになるから、良い返事など期待できるであろう筈も無い。

とっても変なのはその先。

地方自治体が国内航空各社期待薄と見限ると何を始めるか・・・。なんと海外の航空会社に国際線を飛ばせと言い出す始末。

おいおい、馬鹿も休み休み言いなさい。

小さな地方空港から海外定期路線を開き、それらを維持するためにどれだけの余計な経費が係るか知っているのかい?路線を繁盛させるために地方自治体が大きな予算を組んで支援をして、更には税関、出入国管理などでも相応の負担が発生し、他に皺寄せがいく。悪循環も甚だしい。

海外の航空会社こそ、採算性を重要視しているんだよ?

甘えは禁物なのである。

だから無駄なものは造っていけないのである。

航空各社には言いたい。採算性の悪い地方空港はどんどん撤退しろ!・・・と。それを契機に航空行政を見直すべきなのである。

寅パパ