寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

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身の処し方[[EE:DE719]]

ある議員の自殺が今日はトップニュースになった。誠に予想外である。

この議員、ヤクザに脅されたり、日頃から金の出入りも非常に激しく、とかく黒い噂と胡散臭い話が絶えず周辺にチラついていたわけだが、愚かな一面をそこかしこに無防備に振りまき続けた挙げ句、時代錯誤も甚だしい最悪の幕引きを選んだ結果となった。しかも新装なる東京競馬場で、皇太子が観戦する日本ダービーも、所管官庁の農水大臣としてエスコートできない体たらく直後の自殺だから、どう考えたってどこかおかしい。

現役閣僚を辞めさせる(更迭する)こともできない甘甘内閣。なのに閣外では平然と本人を四面楚歌に追いやった連立与党の冷淡さ。しかも国会の会期中は議員に不逮捕特権があるにも関わらず、敢えて死を選ぶのだから尋常ではない。

そんな冷たい世界を十分理解していたご本人。あれだけ頑なに疑惑を否定し続けてきた筈なのに、それなら何でこのタイミングで死を選ぶんだろう?

何だか知らぬが、6(8?)通の遺書に何が記載されていたか定かじゃない。しかも閣僚から内閣総理大臣宛ての遺書があったと言う。ここは検察に期待したいのだが、それが公文書となるか的確な判断をするよう、隠匿無きように求めたい。

誠に申し訳ないが疑惑を晴らさずして自殺したこの御仁は全くもって情けない。まさか死後の弔い合戦を期待したわけでもあるまい。

死を選ぶなら、なぜにその前にもっと真摯に疑惑にぶつからなかったのか。説明責任を選べなかった理由は何なんだしょう?

次の参議院選挙は、本質を選ぶ選挙民の『真の眼』が求められていることを国民は自覚すべきである。

一人の現役閣僚の命が失われている筈なのに、その悲しみを語ることが二の次になってしまうことが至極悲しい。

寅パパ