寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

少しは大人になった中国

昨日の岩手宮城内陸地震に対して、中国がどのような対応を示すか注目していた。 予想通り、中央政府は素早い対応を示し、胡国家主席と温総理がそれぞれお見舞いのメッセージを出した。主要なインターネットも一斉に詳細を報じている。 日中両国は近年稀な蜜月ムードであり、四川大地震も発生したばかりだったことも影響していると思うが、中国が多少なりとも成熟した国家になっていたことは一安心である。 地震の強さの割に被害者が少ない事実を注目しているネットもあり、中国がようやく地震災害への関心を高めたことが見受けられる。また、日本を旅行で滞在中の自国民の安否も報じており、今後は近隣各国の外国人旅行者が罹災した場合どのように対応するのか、防災・災害援助協力の枠組みを早急に固める必要がある。 一部の書き込みには、日本の建築物の耐震性、或いは地震発生後の救援体制に言及するものも見られたが、対岸の火事にせずに、日本からどんどん学んで欲しいと切に願う。 寅パパ