今朝未明、天安門前広場において、
人民解放軍が参加した建国60周年を記念する
軍事パレードの予行演習があったらしい。
ネットで報じられた画像には
街灯の光に照らされる石畳、整然と進む兵士の姿、
そしてあの柵である。
あっ!
寅パパ的には20年前の6月4日を思い出した。
そう天安門事件。
同じ未明に起きたあの事件だ。
石畳には無数の戦車や装甲車が刻んだ
深いキャタピラの爪痕が痛々しく残っていたのも記憶に新しい。
クルマでその傷跡の上を走るとハンドルが震え、
「ブーン、ブーン」と妙な音がしたのを覚えている。
(昔は、石畳の一枚一枚に番号が記されてたのよ!)
世界中でどれだけの人がこの感覚を甦らせただろうか。
史実は消せないのである。
ちなみに、我が母校の北京大学では、
ツアー客の一日の学内流入を制限しているとか・・・。
政府は非常にピリピリしている。
建国60周年だけとは言わせない。
天安門事件20周年でもあるのだ。
寅パパ