寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

大使車両襲撃について

中華人民共和国日本国特命全権大使の公用車が、

一部の中国人によって、その進路を妨害され、

大切な「国旗」を持ち去られる極めて遺憾な事態が発生した。

いろいろな中国専門家が発言しているが、

中国と27年間付き合っている寅パパの考えを書いておく。

【民間出身大使】

別にその資質を今更語ろうとは思わない。

早く帰任しなさい。(あなたのご子息もバカだったし)

寅パパが言いたいのは、

むざむざと国旗を持ち去られたことが問題だということ。

国家主権をむざむざ侵害されて、黙って見ているだけ。

それで外交官と言えるのか。

瀋陽総領事館への武装警察の侵入も学習していないのか?

カメラを持つアタッシェが居たのなら、

なぜ取り返そうとしなかったのか。

大使自ら取り返しに行っても良かったのだ。

行ってはいけないという法律はどこにもない。

中国は外交儀礼上のメンツをとても重んじる。

それが常任理事国としての「威厳」だと変に勘違いしている。

だから「形式」がとても重要になる。

もし外交使節の一員として、

特命全権大使が真剣に日の丸を取り返す行動に出ていたなら、

少なくとも半世紀は・・・、

対中外交で優位に立てる可能性があったのに・・・。

どうせ資質を疑われた民間出身大使だったのだから、

最後に立派に花を咲かせて欲しかったよ。

【犯人像】

「どら息子」「先鋭化した市民」などというが、

基本的には狙いを定めた「確信犯」である。

「使235−001」

(昔は「使135−001」だった。134が北朝鮮だった記憶が)

(イギリスが223、アメリカは224だった)

日本で言えば「マル外」の青ナンバーである。

国旗を掲揚できる公用車は限定されている。

それを知っての失礼な振る舞いは、

事前に理解して狙った上での行動に他ならない。

今回の事案で、中国は事を荒立てる考えは無く、

むしろ早く収束させたい希望がある。

各メディアの論調は「真面目に捜査している」である。

外交で優位に立てる千載一遇のチャンスを、

空気が読めない大使の判断で逸してしまった。

寅パパ