寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

中国にとっての非州とは

お疲れ様です。寅パパです。

先週の金曜に、コメントを書き込んでくださった紹興さんと東京で再会できました!

紹興さんと初めてお会いしたのは、1986年の北京。寅パパよりも7歳年上で、色んな場面で、支えになってくださった方です。

お互いに歳はとりましたが、東京でゆっくりお会いできることは、とても嬉しいことでした。

そりゃそうと、迷走して戻ってきた台風10号の行き先が気になりますね。皆さんお気をつけくださいね。

さて。

地球上の最後のマーケットと言われるアフリカを巡って、日本が一歩踏み出したのが今般のTICADです。実際のところ、アフリカへの投資は中国が先行していましたが、此度の日本の動きに危機感も露わにしています。

でもね、「おいおい、何様のつもりだ」と、寅パパは中国に言いたくて書いておきますね。

本題の前に前フリを一つ。

中国語で「菲律賓」と書くとフィリピンを意味します。(文字化けしないと良いけれど…。)

この最初の文字の『菲』の発音はfeiの一声で、草が生い茂る様を意味します。なぜか、全体的に良い雰囲気が出ています。

それじゃ本題。

「非州」

これはどんな意味か解りますか?

答えは「アフリカ州」です。

何が言いたいかというと、「非州」の「非」の発音は上記の「菲」と同じfeiの一声なのですが、中国はアフリカにあえて「非」を使っているということなのです。

元々、中国は第三世界の雄であるという妙な認識(自負?)を持っていて、昔からアフリカ諸国に対して上から目線でした。そういう意識が「非」という文字を使わせたのだと寅パパは思っています。「州に非ず」ですから、何をか況やです。だから「何様のつもりだ」と思うのです。

「菲」に変えるというのなら話は別なのですけどね。

寅パパ