10月27日。
フランク永井さんがお亡くなりになった。76歳だった。
寅パパは辛うじて生で歌声を聴いた世代。あの深く低い、それでいて甘い魅力的な歌声は深く記憶に刻まれている。その中でも「君恋し」は一番好きだった。なんてったって美しい言葉に流麗な旋律が見事にマッチして、「これが名曲だ」と言える要素が全て盛り込まれている。寅パパ的には、舟木一夫さんの「初戀」に勝るとも劣らないと思っている。だから今の愛車のHDDにもちゃんとDLして入っている。
宵闇せまれば 悩みは涯なし
みだるる心に うつるは誰が影
君恋し 唇あせねど
涙はあふれて 今宵も更け行く
唄声すぎゆき 足音ひびけど
いずこにたずねん こころの面影
君恋し おもいはみだれて
苦しき幾夜を 誰がため忍ばん
去りゆくあの影 消えゆくあの影
誰がためささえん つかれし心よ
君恋し ともしびうすれて
えんじの紅帯 ゆるむもさびしや
その昔、中国で仕事(JICA)をしていた頃はカラオケ草創期。新しい曲は無かった。そんな時、この曲をしばしば選んだ。メンツの平均年齢を考えて唄ったっけ。
それにしても、1957年から26回も連続で紅白に出ていたことにはビックリだった。あの一件が無ければ、ゆうに40回は超えていた筈だ。
改めてご冥福をお祈りしたい。
今日はドライブしながら「君恋し」を唄ってみようと思う。
寅パパ