まったく不可思議な話だ。
大阪市環境局の西区河川事務所に勤務する職員が、
清掃作業で集めたごみから見つかった現金などを
長年にわたり着服していたとして、
市は懲戒免職6人、停職21人を含む計42人の処分を発表した。
そして関係職員を遺失物等横領容疑で大阪府警に告発したという。
寅パパ的にオカシイと思うのは、
このうち懲戒免職の6人を
「数万円単位で着服して悪質だ」と勝手に判断し、
そこに告発者も含まれていること。
おいおい、金額の多寡で判断すべき問題じゃなかろう。
それらを裁くのは、司法の場ではないかい???
数百円でも、数十円でも立派な刑法犯だろうが。
一部を警察に告発するんではなく、
全て同様に告発すべきじゃないんだろうか?
さらにオカシイのは、詳細な背景説明も無く、
内部告発者を懲戒免職にしていること。
横領の事実については、
「内部告発=自首」として、相応に勘案すべきだ。
公益通報者保護法の概念から考えれば、
およそ信じられない決定だと言わざるを得ない。
内部告発した方は、
もし自分に後ろめたいことが無いのであれば、
地位保全の申し立てをすべきである。
平松という市長さんは、
何をどう理解して行政の長にあるのか・・・
実に大阪市民は可哀想である。
寅パパ