お疲れさまです。寅パパです。
気持ちの良い秋晴れが待ち遠しいですね。
さてさて。
今日、最高裁で正規労働者と非正規労働者の格差(労働契約法第20条)に関する判決が示された。
賞与と退職金を不支給としたことは不合理ではないと最高裁は判決し、原告側は不当判決と強く抗議の意思を示す。
当然だろう。
端境期なのだから。
退職慰労金は制度が存在する限り、『働いてくれた人材に対する慰労』という趣旨を最大限尊重し、その制度を改めても支給すべきだろう。一部企業はすでに制度を設けている。
一方、賞与については、そもそも1ヶ月分以上もの額を支給している日本のシステム自体が異常なのであり(戦後の労組全盛期に膨れた経緯もある)、欧米並みの『ダブルペイ(1ヶ月分支給)』に改め、その上で正規非正規問わず全ての従業員に支給する制度へ改めるべきである。これは官民一律であることが望ましい。
全ての労働者の賞与は1ヶ月分、官民一律、正規非正規一律。国や自治体の人件費も抑制できるし、、多様な人材が各方面に入っていく可能性が広まるはずだ。
言わずもがなであるが、基本給と賃金テーブルは、相応の内容を伴う制度(各労働者に望む活躍とそれに対する相応しい賃金)を準備する必要があり、そこは労働契約でしっかり縛るべきである。ここに格差がつくことは致し方が無い。人それぞれ企業もそれぞれなのだから。
これだけでもすっきりする。
寅パパ