東京は午後から雨。明日の寅次郎の散歩が大変だわ。
今日は和歌山の毒物カレー事件の最高裁判決の日。結果は上告棄却。
二審の段階から声高に無実を叫び続けた被告は、最後まで明確な動機を語ることはなく、一方の検察側は状況証拠をコツコツと積み上げて公判を維持させてきた。
状況証拠の積み上げによる消去法は、果たして裁判員制度で機能するのだろうか?
今回は他にも3件(葛湯・牛丼・うどん)のヒ素混入犯罪が認定されていたからまだしも・・・という感が否めないが、もしもたった1件だけだったとしたら、その判決はどうだったのだろう。最高裁の判例として「犯行動機が解明されていないことは、被告人が同事件の犯人であるとの認定を左右するものではない」という内容が今後どのように影響するのだろう。
今後は、再審請求とその死刑執行のタイミングが注目されることになる。
被告本人は明確に動機を証言していないけど、もしも本当に犯人だったら、この方は「無動機犯罪」の新例なのかもしれない。
寅パパ