今日は強い雨も手伝って、更に一層肌寒い一日でした。
寅パパは元々貧血気味なのですが、今朝は大変でした。
麻薬取締法違反(所持・使用)の裁判が開かれました。
この公判。
異例だと言えるのは検察側の被告人質問。
長い!
しかも内容から判断するに極めて「ネチネチ」。
「吊るし上げ」とも言える対応だ。
自宅所持の覚せい剤は0.008gという極めてビミョーな物証。
別個に扱われた夫の裁判。
シャブを抜く目的で逃げた事実。
検察側の被告人質問の長さが意味するものは何か。
それは次の諸点。
1)怒り
⇒裁判員制度広報用映画もオジャン。
1億に近い金がかかっている。怒りは収まらない。
恐らく法曹三者同じ思いだろう。
2)シャブ抜き
⇒この事実を広めてしまった責任は重い。
尿検査には通常約50−100mlの量が必要であり、
2mg以上の覚せい剤を使用した者に対し、
24時間以内に採尿をすると検出される可能性が高い。
覚せい剤接種後30分程度から、
覚せい剤を始めて使用した場合は4日後まで、
乱用者の場合は1週間から10日間後までが、
それぞれ尿検査で一般的に検出が可能な期間。
なのに自白のみでもがんがん立件する姿勢を、
有名人の裁判で残す意味があったと言える。
薬物は供給元と使用者の関係が大きく影響する。
足を洗おうとしても、なぜか供給元は近づいてくる。
生活範囲を変えない限り、知らないうちに網に入り込む。
酒井被告の証言から、その常習性は明らかだ。
「止められますか?」との裁判官の問いに、
「はい!」と返して誰が信じるだろう。
おそらく少なくとも3〜4年の執行猶予がつくと思うが、
この後の更生プログラムが重要になる。
情状証人も含め、
そっとしておいてあげられる環境を維持することこそ、
真人間になる最後のチャンスだ。
寅パパ