寅次郎の喜怒哀楽    寅パパの多事争論 Ver.2

国際政治専攻の寅パパが、ん?と思ったら書いています!

特別手配の果て

寒いっすねぇ。寅パパです。

標題とは関係ないですけど、米沢市長選が新人の勝利で終わってホッとしてます。知人も奔走してまして、新しい1ページが始まる米沢に、積極的に協力したいと思う今日この頃です。

さて。オウムの菊地被告の裁判。

高裁で逆転判決が出ましたが、何も驚くことはないと思います。

世論は『オウム』という一括りで『=悪』との認識が定着しています。それは勿論自然な姿です。しかしながら、その括りに予断が入り込み、大きな誤差を抱え込んでいた事案と言えます。

一方、捜査当局はその世論をバックに『特別手配』に踏み切ってしまった時点から、道を誤りました。知らず知らずのうちにそれが重石になって、何が何でも有罪を勝ち取らなければならないという、筋違いの義務感に駆られ、その結果、無理な公訴提起を生み、不起訴が続き、終いには無罪。

上告、そして上告受理申立。出さないとは思いますが、出すなら何を根拠に、どう書き連ねるのか。

注目したいですね。

捜査当局は、今後の特定集団(海外集団やテロ組織も含む)による犯罪の立件を視野に、一歩立ち止まって冷静に考える必要があります。

寅パパ